こんにちは!現役阪大ヒンディー語専攻のさんまるです!
この記事では、
・シャ行とは
・発音のコツ
・母音との組み合わせ
を初心者向けに解説します!
少し小話を・・・
実はインドの方々って、
英語で文頭に “s” が来る単語を発音するとき、
母語の影響で
“school → ischool”
“station → istation” のように、
最初に「イ」の音が入ることが結構あるんですよね!
日本人からすると少し不思議ですが、
言語によって得意な音・苦手な音が違うのはかなり面白いです!
ちなみに著者は、”th” と “s” だったり、”b”と “v” の発音がすこぶる苦手で、
“think” と “sink”, “berry” と “very” の発音を分けることができず恥をかいたことがあります笑
ということで今回は、
9種類・計40個あるヒンディー語の子音の中から「シャ行」について
わかりやすく解説していきます!!
ヒンディー語の「シャ行」一覧
はじめに
ヒンディー語の「シャ行」は
श [shə] ・ ष [ṣə] ・ स [sə] ・ ह [hə] の4つがあります!
今回の「シャ行」は前回の「ヤ行」と同様、
今までのような 有声/無声・有気/無気といった “息や声の違い” ではなく
“音の出し方” に特徴があるグループなんです!
「ヤ行そんな感じだったっけ・・・?」 と思ったそこのあなた!!
こちらの記事でヤ行を解説していますので要チェック!!
(5/30に掲載のリンクを掲載予定)
このグループは専門用語で「摩擦音(まさつおん)」と言い、
平たく言えば、「口から空気が擦れて出る音」です!
口を少し横に開いて、
子供が「いーーーっ」と意地悪するときの口の形のまま、
空気をスーッと出すイメージです!
श [shə] シャ
実はヒンディー語の子音単体は母音の “a(अ)” がデフォルトで含まれています!
そのため、
श は “sh” ではなく、”sha” という日本語の「しゃ」の発音にかなり近いものになります!
母音記号を合わせると以下のように活用します!
|
独立 母音 |
अ [ə]
a |
आ[ɑː]
ā |
इ [i]
i |
ई [iː]
ī |
उ [u]
u |
ऊ [uː]
ū |
ऋ [ri]
ṛ |
ए [eː]
e |
ऐ [εː]
ai |
ओ[oː]
ō |
औ[ɔː]
au |
|
“श”の活用 |
श [shə] sha |
शा [shɑː] shā |
शि [shi] shi |
शी [shiː] shī |
शु [shu] shu |
शू [shuː] shū |
शृ [shri] shṛ |
शे [sheː] shē |
शै [shεː] shai |
शो [shoː] shō |
शौ [shɔː] shau |
母音ってなんだっけ・・・となったそこのあなた!!
そんなときはこちらの記事で復習!
ष [ṣə] シャ
日本語の「しゃ」を発音する際に、反り舌にして舌先を上あごの奥につけます!
要領としては「反り舌のタ行」と同じで、「しゃ」と発音しましょう!
「反り舌音のタ行」ってどんなのだっけとなった方はこちらのリンクで復習しましょう!
0から始める、初心者のためのヒンディー語講座 ~子音編その3~
ちなみに、
こちらの “ष” は、サンスクリット語からの借用語です!
専門用語で言うと「反舌歯擦音(そりじたしさつおん)」で、
先ほどの “श” と表記上は区別されますが、実際、ほとんど誰も発音の区別はしていません。
母音記号を合わせると以下のように活用します!
|
独立 母音 |
अ [ə]
a |
आ [ɑː]
ā |
इ [i]
i |
ई [iː]
ī |
उ [u]
u |
ऊ [uː]
ū |
ऋ [ri]
ṛ |
ए [eː]
e |
ऐ [εː]
ai |
ओ [oː]
ō |
औ [ɔː]
au |
|
“ष”の活用 |
ष [ṣə] ṣa |
षा [ṣɑː] ṣā |
षि [ṣi] ṣi |
षी [ṣiː] ṣī |
षु [ṣu] ṣu |
षू [ṣuː] ṣū |
षृ [ṣri] ṣṛ | षे [ṣeː] ṣē |
षै [ṣεː] ṣai |
षो [ṣoː] ṣō |
षौ [ṣɔː] ṣau |
स [sə] サ
日本語の「さ」の発音と同じです!
インド料理屋さんで暖かい水でも、冷たい水でもない常温のお水を頼みたいときは、
“सादा पानी (サーダーパーニー)” と言いましょう!
- “सादा (サーダー)” が「何もしていない」
- “पानी (パーニー)” が水 を表します!
カレー屋さんで使ってみてくださいね!
母音記号を合わせると以下のように活用します!
|
独立 母音 |
अ[ə]
a |
आ[ɑː]
ā |
इ [i]
i |
ई [iː]
ī |
उ [u]
u |
ऊ [uː]
ū |
ऋ [ri]
ṛ |
ए [eː]
e |
ऐ [εː]
ai |
ओ [oː]
ō |
औ [ɔː]
au |
|
“स”の活用 |
स [sə] sa |
सा [sɑː] sā |
सि [si] si |
सी [siː] sī |
सु [su] su |
सू [suː] sū |
सृ [sri] sṛ |
से [seː] sē |
सै [sεː] sai |
सो [soː] sō |
सौ [sɔː] sau |
ह [hə] ハ
日本語の「は」の発音と同じ音になります!
実は細かく見ると、
語頭などにおいては「無声声門摩擦音(むせいせいもんまさつおん)」、
つまり、息を抑えめな「は」の発音で、
語中や語末においては「有声声門摩擦音(ゆうせいせいもんまさつおん)」、
つまり、息を少し出して「は」の発音をします!
ですが、最初は「『は』って発音するんだ~」ぐらいで覚えてもらえると良いと思います!
母音記号を合わせると以下のように活用します!
|
独立 母音 |
अ [ə]
a |
आ [ɑː]
ā |
इ [i]
i |
ई [iː]
ī |
उ [u]
u |
ऊ [uː]
ū |
ऋ [ri]
ṛ |
ए [eː]
e |
ऐ [εː]
ai |
ओ [oː]
ō |
औ [ɔː]
au |
| “ह”の活用 | ह [hə] ha |
हा [hɑː] hā |
हि [hi] hi |
ही [hiː] hī |
हु [hu] hu |
हू [huː] hū |
हृ [hri] hṛ |
हे [heː] hē |
है [hεː] hai |
हो [hoː] hō |
हौ [hɔː] hau |
まとめ
今回は、ヒンディー語の子音の「シャ行」について解説しました!
いつものパターンとは少し違うので、戸惑ったところもあったかもしれませんが、
日本語と近い発音も多く、少しずつ慣れていけば必ず読めるようになります!
特にヒンディー語は、
- 「文字」
- 「発音」
- 「単語」
をセットで覚えていくことで、一気に理解しやすくなる言語です。
他にも子音はたくさんあるので、
今回は「シャ行」を覚えて少しずつ慣れていきましょう!
- 母音を復習したいそこのあなた!こちらの記事で母音を振り返りましょう!
- 「カ行」を振り返りたいそこのあなたはこちらの記事へ!
0から始める、初心者のためのヒンディー語講座 ~子音編その1~
- 「チャ行」を振り返りたいそこのあなたはこちらの記事へ!
0から始める、初心者のためのヒンディー語講座 ~子音編その2~
- 「反り舌のタ行」を振り返りたいそこのあなたはこちらの記事へ!
0から始める、初心者のためのヒンディー語講座 ~子音編その3~
次回もお楽しみに~!!
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